中国法人は10周年を迎えました

2021-06-29

10th

弊社中国法人は本日で 10 周年を迎えることができました。 長きにわたりご支援賜わりまして心より御礼申し上げます。

2011 年の設立準備に奔走しているときに東日本大震災があり ネットニュースを隅々まで見ては唖然としていた記憶があります。 設立したばかりで大した仕事もなく東北のボランティアに行こうかと考えた時期もありましたが 仕事を回してくれる元同僚や元お客様のおかげでちょっとずつ忙しくなってしまいました。

2012 年には深センで反日デモが行われました。 日系ショッピングセンターが壊されたりしましたし、日本人を見ると罵ってくる人もいました。 やはりここは自分の国ではないのだ。いつかは日本に戻らなければダメだ。 これを機に中国に依存したビジネス(中国進出支援や現地法人の管理コンサルティング)を転換し、 本格的に IT 業務に軸足を移すことに決めます。

2013 年に香港に会社を設立したのは VPN 接続業務を開始するためでした。 中国のグレートウォールは Google や YouTube など幅広く情報を遮断しており、 現地の日本人は非常に不便を感じていました。 1 年間のテスト期間を経てサービス開始にこぎつけられそうというときになって グレートウォールの技術的な仕組みが変更になったのでしょうか、遮断されることが多くなり、 結局、サービス開始を断念することになりました。

2014 年から「Excel 業務を効率化しませんか?」という広告を打ちはじめます。 製造業の多い広東省では込み入った Excel 業務が会社の管理体制のボトルネックとなっていることが多いからです。 Excel 出力できる Access デスクトップアプリを Azure SQL Server と接続した構成がそのニーズに嵌りました。 今につながるお客様と出会うことができ、ようやくビジネスの柱が定まった年でした。

2015 年頃から中国の IT の勢いを感じることが多くなってきました。 WeChat の QR コード決済。タオバオのネットショップ。モバイク。 それらは全て革新的なアイデアをもとに既存のビジネスを大きく転換していて、中国を IT 先進国と感じはじめました。

2016 ~ 2017 年はサイボウズさんの kintone が出てきたりローコードツールが広がりはじめた年です。 最初は弊社でも kintone を扱っていたのですが複雑な製造業のニーズにはマッチしなかったです(kintone は素晴しい製品だと思います)。 それでもローコードツールはこれからの開発業務を一部置き換えていくだろうと感じました。 現在弊社ではローコード開発ツールとして Microsoft365 の PowerAutomate/PowerApps を取り扱っています。

2018 年の仕事でレジの API からデータを取る管理システムを Web(ASP.NET)でつくったのですが、 レジに限らずほとんどの SaaS はお客さんのすべのニーズを満たしているわけではなく、 それらをつないでまとめ上げるサービスが必要だと痛感しました。 またデータを SaaS に預けるのではなく自社で保有し、データから価値を生み出す重要性に気付きました。 このときの経験は現在のサービスにつながっています。

2019 年は中国行きのフェリーで長い船旅をしながらビジネスのアイデアを練っていました。 機械学習を何とか商品化できないか探っていたと思います。 蘇州号と新鑑真号の 2 つがあるのですがどちらにも乗りました。 蘇州号は 2020 年に貨物専用になってしまったのであの展望露天風呂に入れた最後の年でした。 神戸港へ行く途中、伊勢神宮に参拝し会社の発展を祈願しました。

そして 2020 年。 すべてが変わってしまい中国に 1 回も行くことができませんでした。 本当に寂しい年でした。 それでも変わらず業務をいただいた皆様、本当に心より感謝申し上げます。

ワクチンを打ち往来が自由になりましたらまた必ず中国に行きます。 体制を強化して中国の日系企業の皆様のお役に立てるよう次の 10 年も尽力して参ります。

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